あとがき





こんにちは、おひさしぶりです。青也です。
連載 第三弾「君に僕のlast songを」も、無事に終了いたしました。
最後まで読んでくださり、しかもあとがきまで読んでくださっている皆さんに
心から、お礼申し上げます。
ほんとうに、どうもありがとう。


えー 今回はまぁ連載を書くのに3作目でようやく慣れてきたというか
計画的に更新することができたと思います。
本数も多すぎず、少なすぎず、理想的かなと自分では思います。


作品への思いを言えば、自分がそうなってきたように
恋愛によって変化したり成長したり、大人になってゆく若者をリアルに描きたかった。
都の元恋人・拓矢を登場させたのもそのため。
恋愛ほど自分を変えさせるチャンスってほかにないと思うんですよね。
イヤでも自分を見つめざるを得ない。自分の弱いとこも、汚いとこも。その先に幸せを得られたりする。
そこに、ある意味恋愛にこなれてしまってる大人の男性がからんでゆくことで
お互いはどう共鳴するんだろう?と。
北山さんはどう彼女を導いて、自分自身もどう感じてゆくのか。



前作もそうでしたが、私は作品にいつも自らが経験で得た持論をもりこみます。
その方が書いてておもしろいし、何よりリアリティがでると思うから。
たとえば、21話「この恋の終わり」で、都が拓矢との本当の意味での終わりを実感する瞬間。
「もう、彼を愛してたころの自分をうまく思い出せない」的な場面。
わたしの恋の終わりも、このときにはじめて実感するんです。
ずっとその気持ちを引きずっているかにみえた自分の心と、ふと向き合うともう彼を好きだった自分がいない。
この切り替えは友達によくうらやましがられるけど、みんな気付いてないだけでそうなっているんじゃないかな。


そんなふうに、人はうまく自分を成長させて前へ前へ進もうとする。
その一歩を、北山さんと出逢ったことで大きく踏み出せた女の子の物語。
タイトルを「last song」にした理由は、
彼女にとっては(彼以外)初めてのラブソング、が、北山さんにとっては最後のラブソング。
恋愛初級者に振り回されていたかに見えた北山さんが、最後には彼女に心を決めてしまう。
そんな危うさも、恋愛の醍醐味かなぁと思ってこうなりました。


楽しんでいただけましたでしょうか?
結構計画的に書いた分、端的になってしまったのではと不安だけど、
気に入ってる部分ももちろんあります。
ここまで読んでくださった方、改めて本当にありがとうございました。
感想などいただけたら本当にうれしいです。まじで。。

では、今回はまだ次回連載の予定はたっておりませんが、
またなにか大きな作品をみなさんにお届けできたらと思っています。



                                      2008.8.23  青也

















(c)君に僕のラストソングを


photo by <NOION>
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